会長あいさつ

  岡山県臨床心理士会は、日本臨床心理士資格認定協会が認定した”臨床心理士”の職能団体で、平成29年4月現在、県下および近隣で活動する約500人の臨床心理士が加入しています。平成5年の設立当初から、岡山県民の心のケアに携わる専門職として、医療保健、スクールカウンセラー、高齢者、子育て、産業、司法・矯正、発達障害支援、児童福祉など、幅広い分野の機関に所属し、心理相談および援助活動を行っております。
  近年は、社会の変化に伴う日常的なストレスに加え、突然の災害や事件等に見舞われて、大きなストレスを抱える方が増えているようです。虐待の増加や自死数の高止まりは、このようなストレスが背景にあるといわれます。悩みを一人でかかえ、心が折れそうになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。我々は個人を尊重し、その人らしく生きられるよう支援していきたいと考えています。
  平成28年4月に発生した熊本地震では、岡山県臨床心理士会内の組織である学校心理士部会が「チーム岡山」を結成し、1人1週間のリレー形式で熊本市の学校へ震災支援に行きました。同年8月には岡山県と「災害時公衆衛生活動に協力する協定書」を結び、岡山県で災害が発生したときは、県の要請に応じて心のケアを行うことにしています。 さて、臨床心理職の国家資格化は、私たちの長年の夢であり、課題でもありました。10年以上にわたって紆余曲折した資格化問題は、平成27年9月に「公認心理師法」が国会を通過したことにより、一応の決着を見ました。平成30年から、同法に基づく養成が開始され、第1回の試験が行われます。今後、臨床心理士に加え、「公認心理師」の資格取得者があらゆる職域で活躍をしていくことになります。
  最後になりましたが、みなさまのご協力とご支援を心からお願い申し上げます。

岡山県臨床心理士会 会長 谷原 弘之